足場材の種類と違いを徹底比較|くさび式・単管・枠組のメリット|松本市・塩尻市・安曇野市
足場材にはくさび式・枠組・単管など複数の種類があり、それぞれ特性や適した現場が異なります。実は、この足場材の選び方ひとつで、工事の安全性・作業効率・費用が大きく変わることをご存じでしょうか?
- 足場材の種類と特徴
- 現場ごとの適性比較
- 選択時の注意点
- コストと安全性の判断軸
本記事では、代表的な足場材の種類と特徴、メリット・デメリット、現場条件ごとの選び方、費用面への影響までを、工務店・ハウスメーカーご担当者様や施主様にもわかりやすい形で整理してご紹介します。
足場工事そのものの役割や費用の基本から整理したい方へ
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足場材にはどんな種類がある?3つの基本タイプ
ひと口に「足場」といっても、すべて同じ材料で組まれているわけではありません。現場条件や工事内容に合わせて、主に次の3種類の足場材が使い分けられています。
くさび式足場(戸建て・低層建物で最も一般的)
くさび式足場は、ハンマーで「くさび」を打ち込んで緊結するタイプの足場です。資材が比較的コンパクトで、狭小地や変形地にも対応しやすく、戸建て住宅や低層アパートで最もよく使われる形式です。
部材の規格が揃っており、組立・解体のスピードが早いのも特徴です。中信地域のように細い路地が多いエリアでも搬入・組立しやすく、外壁塗装やリフォーム工事の「標準的な足場」といえます。
枠組足場(中層〜大型建物・3階建て以上向け)
枠組足場は、鉄製の「建枠」を縦横に組み上げていくタイプの足場です。強度・安定性に優れており、3階建て以上の建物や中層〜大型建物、長期工事で採用されることが多い形式です。
一方で、建枠そのものが大きいため、一定の搬入スペースや仮置きスペースが必要になります。道路幅が狭い場所や、トラックを建物近くまで寄せられない現場では、計画段階で搬入方法を検討することが重要です。
単管足場(部分足場・複雑形状の建物向け)
単管足場は、単管パイプとクランプ(留め具)を組み合わせて組み立てる足場です。形状の自由度が高く、狭いスペースや屋根・バルコニーまわりなど局所的な作業にも対応しやすいのが特徴です。
ただし、一本ずつ組み上げるため、くさび式や枠組足場と比べて人工(にんく)が増えやすく、トータル費用が上がる傾向があります。「どうしても他の方式で対応できない箇所」に絞って使われるケースが多い足場です。
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足場材ごとのメリット・デメリット比較表
ここまでご紹介した3種類の足場材について、「安全性」「作業効率」「コスト」「対応しやすい現場」の観点から比較表にまとめました。
| 足場材の種類 | 主なメリット | 主なデメリット | 向いている現場 |
|---|---|---|---|
| くさび式足場 | ・組立・解体が早く工期短縮につながる ・資材がコンパクトで狭小地にも対応しやすい ・戸建て住宅ではもっとも実績が多い |
・高さのある建物では枠組足場に比べて剛性面の検討が必要 ・資材の保守状態によってはガタつきが出ることもある |
・2〜3階建て程度の戸建て住宅・低層アパート ・松本市・塩尻市・安曇野市の住宅街など、敷地が限られた現場 |
| 枠組足場 | ・強度・安定性が高く、高層・長期工事に向く ・規格化されており、安全管理基準を満たしやすい ・作業床が広く、とび職・他業種とも連携しやすい |
・建枠が大きく、搬入スペースや仮置き場が必要 ・狭小地・旗竿地などでは計画に工夫が必要になる |
・3階建て以上の建物・中層〜大型建物 ・集合住宅・店舗ビル・工場など |
| 単管足場 | ・形状の自由度が高く、局所的・特殊な足場に対応しやすい ・既存の構造物をよけながら足場を組める ・部分足場や補修工事など、小規模な用途にも対応 |
・一本ずつ組み上げるため人工が増えやすい ・作業床が狭く、作業効率が落ちるケースもある ・設計・組み方の技量に品質が左右されやすい |
・屋根まわりのみの工事・看板や配管工事の部分足場 ・複雑形状の建物・障害物が多い現場 |
実際の現場では、「建物の高さ・規模・敷地条件・工事内容」を総合的に判断し、くさび式+単管の併用など複数の足場材を組み合わせるケースも多くあります。
現場条件で変わる「最適な足場材」選び
足場材の選定で失敗しないためには、建物の高さだけでなく、敷地条件・周辺環境・工期・工種の組み合わせまで含めて検討することが大切です。中信地域の現場でよくある条件別に、足場材の選び方のイメージを整理します。
- 狭小地・旗竿地の戸建て住宅
→ くさび式足場を中心に、一部単管足場を併用して対応するケースが多いです。搬入経路や資材置き場を事前に確認しておくことが重要です。 - 3階建て住宅・高さのある建物
→ 枠組足場をベースに計画することが多く、外壁全面の作業性・安全性を重視します。道路幅や仮置きスペースの確保もポイントです。 - アパート・集合住宅
→ 建物の長さ・高さ・共用部の形状に応じて、枠組足場を中心に設計します。メッシュシートや落下物対策など、安全管理も重要度が高くなります。 - 部分足場・局所的な補修工事
→ 屋根の一部補修や配管工事などでは、単管足場で必要な部分だけ足場を組むこともあります。周囲の構造物との干渉を避けながら柔軟に対応できるのが単管足場の強みです。
現場条件によっては、「どの足場材がベストか」を事前に判断しきれないケースもあります。その場合は、現地調査の段階で足場業者に相談し、複数の案を比較検討することをおすすめします。
現場条件とあわせて工程・工期のイメージも押さえておきたい方へ
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足場材によって費用はどれくらい変わる?
足場工事の費用は、「どの足場材を使うか」によっても変わります。ただし単純に「この材料は高い・安い」という話ではなく、工事全体の人工や運搬、リース期間も含めてトータルで考える必要があります。
- くさび式足場:
戸建て住宅を中心に標準的に使われる足場材で、組立・解体が比較的早く、コストバランスに優れています。 - 枠組足場:
単価はくさび式より高くなることもありますが、高さのある建物での安全性・安定性を考えると、結果的に「最適な選択」になるケースが多い足場です。 - 単管足場:
材料費よりも人工費が増えやすく、「全体を単管で組む」と割高になる傾向があります。部分的な使用に向いています。
中信地域(松本市・塩尻市・安曇野市)では、道路条件や敷地条件による「手運搬」の有無も費用に大きく影響します。足場材の種類とあわせて、搬入経路や資材置き場の有無も確認しておくと良いでしょう。
㎡単価や建物別の費用目安を具体的に知りたい方へ
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工務店・ハウスメーカーが押さえておきたい足場材のポイント
工務店・ハウスメーカーのご担当者様が足場材を検討する際は、次のようなポイントを意識しておくと、安全性・作業性・コストのバランスが取りやすくなります。
- 建物の高さ・規模に対して適切な足場材か
→ 2階建て中心なのか、3階建て以上・集合住宅が多いのかによって軸足を変える。 - 敷地条件・道路条件に合っているか
→ 狭小地・旗竿地・前面道路4m未満の現場では、搬入方法も含めて検討が必要。 - 同時に行う工種との相性
→ 塗装・板金・防水・サッシなど、どの職種がどこで作業するかを踏まえて足場計画を立てる。 - 安全書類・法令への対応
→ 労働安全衛生法や足場先行工法、安全帯の確保など、必要な基準を満たせる足場かどうか。 - 近隣・施主様への配慮
→ メッシュシート・養生・落下防止対策など、トラブル防止の観点も重要です。
法令・安全基準もあわせて確認したい工務店・ご担当者様へ
▶ 足場工事に関わる法律と届け出の基礎知識
▶ 足場事故を防ぐ安全対策とは?現場で必須のルール
よくある質問(Q&A)
Q:くさび式足場と枠組足場、どちらが安全ですか?
どちらも適切に計画・施工されていれば安全性は確保できます。ただし、高さのある建物や長期工事では、枠組足場のほうが剛性・安定性の点で優位になることが多いです。建物の高さや工期を踏まえて選ぶのがポイントです。
Q:単管足場は危険だと聞いたのですが…?
単管足場そのものが危険というわけではありませんが、設計や組み方の技量によって品質差が出やすい足場です。全体を単管で組むよりも、必要な部分に限定して使うケースが一般的で、信頼できる足場業者を選ぶことが重要です。
Q:足場材の種類は、施主側で指定したほうがよいですか?
基本的には、建物条件や工事内容を共有したうえで、足場業者や工務店側の提案を確認する形がおすすめです。「安全性を重視したい」「コストとのバランスを取りたい」など、優先したいポイントを事前に伝えておくと、より現場に合った提案が受けやすくなります。
足場工事の基本から順番に整理したい方へ
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まとめ:足場材の違いを理解して、現場に合った足場計画を
足場材の違いは、現場の安全性・作業効率・コストに直結します。くさび式・枠組・単管のそれぞれの特性を理解しておくことで、松本市・塩尻市・安曇野市といった中信地域の多様な敷地条件にも柔軟に対応しやすくなります。
「この現場にはどの足場材が合うのか」「費用を抑えつつ安全性も確保したい」といったお悩みがある場合は、現場写真や図面とあわせてご相談いただくことで、より具体的なご提案が可能です。
足場工事は、外壁・屋根・各種工事の品質を支える大切な土台です。中信地域で足場工事をご検討中の工務店・ハウスメーカー様、施主様は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
外壁・足場工事に関するご相談は無料です。
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