足場作業に必要な資格と講習一覧|取得条件と費用を解説|松本市・塩尻市・安曇野市(2025年版)
足場作業には複数の資格・講習が必要ですが、「どの作業にどの資格が必要なのか」が曖昧なまま現場に入ってしまうケースが後を絶ちません。法令違反を避けるためにも、必要資格を正しく把握できていますか?
- 必要資格と適用範囲
- 講習内容と取得条件
- よくある違反例
- 現場運用のポイント
本記事では、足場作業に必要な資格一覧、取得費用・期間、安全に作業するための法的ルール、地域特性(松本市・塩尻市・安曇野)で注意すべき点をまとめて解説します。施工業者はもちろん、工務店・ハウスメーカーの担当者様や施主様にも役立つ内容です。
1. 足場作業に必要な資格とは?(基本の考え方)
足場作業には、作業内容に応じて以下の3つの資格レベルがあります。
- 作業主任者レベル:現場を指揮する責任者
- 特別教育レベル:専門作業を行う一般作業者
- 技能講習レベル:高所作業車やクレーン等の専門機械作業
特に「足場の組立等作業主任者」は、足場工事現場では必ず選任が必要です(安衛則第14条)。
脚注:安衛則第14条(作業主任者選任)|e-Gov 労働安全衛生規則
2. 代表的な資格とその役割
① 足場の組立等作業主任者(現場責任者)
足場の組立・解体・変更作業を指揮する資格で、もっとも重要な資格です。2日間の技能講習を修了すると取得できます。事故防止措置の確認・作業計画・指揮など、現場の安全全般を担います。
脚注:安衛則第518条~534条(墜落・転落防止基準)
労働安全衛生規則(e-Gov)
② フルハーネス型安全帯 特別教育
高さ2m以上の作業では、フルハーネス安全帯の着用が義務化されており、使用方法を学ぶ特別教育が必須です(2019年完全義務化)。
脚注:フルハーネス使用義務(安衛則第518条関連)|厚労省ガイドライン
③ 足場の組立等 特別教育(補助作業員)
補助作業を行う作業者が受講する講習で、1日の講習で取得できます。主任者の下で作業する場合に必要です。
④ 高所作業車運転技能講習
高さ10m以上の高所作業車を操作するには技能講習が必要です。外壁塗装や設備工事などで利用されることがあります。
⑤ ゴンドラ特別教育
ビル外壁、ガラス面の補修作業などに使用されるゴンドラの操作に必須の資格です。
脚注:ゴンドラ取扱教育(安衛則第36条)|労働安全衛生規則 第36条
⑥ 職長・安全衛生責任者教育
複数人で作業する現場では、職長と安全衛生責任者の教育が必要です。安全管理・指揮能力を習得する講習です。
3. 資格取得にかかる費用と期間の目安(2025年版)
| 資格名 | 費用の目安 | 講習期間 | 対象作業 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 足場の組立等作業主任者 | 18,000〜25,000円 | 2日 | 足場の組立・解体の指揮 | 現場責任者に必須 |
| フルハーネス型安全帯特別教育 | 6,000〜12,000円 | 半日〜1日 | 2m以上の高所作業 | 全作業者が対象 |
| 足場の組立等特別教育 | 8,000〜15,000円 | 1日 | 足場組立の補助 | 未経験者がまず取る資格 |
| 高所作業車運転技能講習 | 25,000〜45,000円 | 2日 | 高所作業車の操作 | 高さ10m以上で必須 |
| ゴンドラ特別教育 | 7,000〜15,000円 | 1日 | ビル外壁作業 | 操作ミスが事故に直結するため重要 |
| 職長・安全衛生責任者教育 | 10,000〜18,000円 | 2日 | 現場の安全指揮 | 大規模現場で必須 |
| 玉掛け技能講習 | 15,000〜30,000円 | 2〜3日 | 荷物の吊り上げ補助 | 重機を扱う現場で役立つ |
4. 状況別|どの資格が必要になるのか?
足場工事では、現場状況によって必要な資格が異なります。
- 一般的な2階建て住宅:特別教育+フルハーネス
- 3階建て以上・中層建物:主任者+特別教育
- 商業ビル・高層外壁補修:ゴンドラ特別教育
- 設備工事や看板工事:高所作業車技能講習
工事の種類と高さにより、必要資格は大きく変わります。
5. 松本市・塩尻市・安曇野での資格活用ポイント(地域性)
中信地域は風向きが強く変化しやすい地形のため、フルハーネス講習で学ぶ墜落防止措置の重要度が高いのが特徴です。
- 傾斜地・段差で足場が不安定になりやすい
- 冬季は凍結による転倒事故のリスクが増加
- 強風で工具落下事故の危険が高まる
地域事情を理解している業者ほど、資格・講習の活用度が高く、現場の安全水準も高くなります。
6. よくある質問(Q&A)
Q:資格がない作業者が足場を組むのは違法?
補助作業の一部は可能ですが、指揮者不在の足場組立は違法です。
Q:フルハーネスは本当に義務?
2022年より完全義務化され、未着用での高所作業は法律違反です。
Q:資格は1回取れば一生使える?
基本的に資格自体の更新はありませんが、講習更新が推奨されています。
足場工事の安全対策についても知りたい方へ
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