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足場解体時の注意点まとめ|事故を防ぐ正しい手順と安全対策とは?

足場解体時の注意点まとめ|事故を防ぐ正しい手順と安全対策とは?

建設・塗装・リフォームなどの現場で欠かせない足場工事。その中でも「足場の解体」作業は、事故や落下のリスクが最も高まる工程として知られています。

この記事では、足場解体時に注意すべきポイントをわかりやすくまとめ、安全に作業を行うための手順やチェックポイントをご紹介します。

足場解体の基本手順

足場解体は組立と逆の手順で進めるのが基本です。

  1. 作業前の安全確認(工具・周辺状況)
  2. 上部の部材から順に取り外す(高所→低所)
  3. 仮設材や養生ネットの撤去
  4. 部材の集積・搬出
  5. 地面清掃・最終確認

📌ポイント: 解体は2人以上のチーム作業が原則で、常に声掛け・連携が重要です。

足場解体時に起こりやすい事故とは?

事故の種類 主な原因
墜落・転落 手すりを早く外してしまう、滑落防止措置が不十分
部材の落下 工具や鋼材を手放す、下の人に合図せず落とす
倒壊・崩壊 バランスを崩して一気に崩れる、強風時の作業
通行人・車両への被害 周囲への養生・誘導不足

足場解体時の注意点8つ

  • ① 作業前のミーティングを徹底:安全ルールと手順を確認
  • ② 安全帯・ヘルメットを必ず着用:基本中の基本
  • ③ 落下防止措置を最後まで外さない:手すりやネットの早期撤去はNG
  • ④ 工具は落下防止コードを使用:高所からの落下防止策
  • ⑤ 「声掛け・指差し確認」を徹底:合図と連携で事故を防ぐ
  • ⑥ 下部作業者の安全確保:解体部材の落下に備えて退避
  • ⑦ 天候・風速をチェック:強風・雨天時は中止を検討
  • ⑧ 通行人・近隣への配慮:誘導員やバリケードで安全確保

足場解体に必要な資格・責任者とは?

足場解体には一定の資格・管理体制が必要です。

  • 足場の組立て等作業主任者:5m以上の足場では配置義務あり
  • フルハーネス型墜落制止用器具特別教育:高所作業者に必須
  • 現場責任者:作業計画・工程管理を行う責任者の配置が望ましい

👉 法令遵守だけでなく、現場全体の安全を守る体制づくりが不可欠です。

施主(家主)側が注意すべきポイント

  • 近隣へのあいさつ・告知(騒音・振動の可能性あり)
  • 敷地内に危険物・車両がないか確認
  • 作業日の外出・通行計画を調整

⚠️ 万が一に備えた「工事保険」や「第三者賠償保険」に加入している業者かも要確認です。

まとめ|足場解体は最後まで気を抜かず安全最優先で

  • 足場解体は事故リスクが高く、正しい手順と連携が不可欠
  • 安全帯・合図・天候確認などの基本を徹底する
  • 資格者の配置と、施主側の理解・協力も重要

「組むよりも解体の方が危ない」という意識を持つことが、安全な現場づくりの第一歩です。

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